日中技能者交流センター、JCSEC

日中技能者交流センター
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通称名決まる“HRDアジア財団”

(通称名)HRDアジア財団
(Foundation for Asia Human Resource Development)

 30周年記念事業の一環として取り組んでまいりました組織の通称名についてご案内させていただきます。
 私たちは、30周年記念事業の具体化に当たって、「顔の見える日中市民の関係」の促進を基本的なスタンスとしつつ、同時に、多様性の度合いを益々深めるグローバル世界の中で持続可能な組織を目指して、ポスト30周年の時代を切り拓いて行きたいと考えています。私たちにとって、センターのそもそもの出発点である中国との関係とグローバル化の中での組織の持続性はコインの両面です。
 技能実習事業の面からみると、センターは、従来、ほぼすべての実習生を中国から受け入れて来ました。しかし、中国が経済的に大きく発展する中で、実習生として中国から来日するインセンティブは大きく減じ、代って、ベトナムの進出が顕著となっています。実際、センターレベルで見ても、2014年度に若干名から始まったベトナムからの実習生受け入れは、15年度には100名を超えるほどになりました。この傾向は、さらに進み、将来的には、ベトナムからカンボジア、さらにはアジア最後のフロンティアと言われるミャンマーへと推移して行くであろうことが容易に想定されます。センターの通称名の使用は、従来の中国だけでは網羅できない、こうした時代の流れの中から生まれてきました。
 昨年10月9日に開催された理事会、評議員会は、この考えに立って、以下を通称名とすることに決定しました。

(通称名)HRDアジア財団(Foundation for Asia Human Resource Development)
 

「HRD」は、「人材開発」や「人材育成」の意味です。センターの事業が、技能実習生の受け入れにしろ、日本語教師の派遣にしろ、さらには新規事業として実現を目指しているテーマ別研修プログラムにしろ、それらがすべて人材開発に繋がる点に着目しました。そして、事業として展開する対象地域は中国を含めたアジア全域です。
 技能実習制度の抜本的見直しが来年度までには行われることから、この動きを見守りつつ、当面は定款上の名称は変更しないこととし、今年3月までの周知期間を経て、2016年度から通称名の使用を開始します。
 通称名の使用にあたり、私たちが強調したいのは、中国の3つの組織、中国職工対外交流中心、人社部国際交流服務中心、そして中国国家外国専家局との間に築かれた強いパートナーシップです。これは、センターにとって、過去と現在そして未来においても変わることのない貴重な財産です。この財産を継承しつつ、新たな発展に向けて努力を続ける所存です。
 皆様の、従来にも増した、ご理解とご支援を心からお願いいたします。

専務理事/事務局長 新井力


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